清瀬FC審判部長の中村です。
7/4(日)午前、緊急事態宣言により4月から延期されていたフェアプレー杯(4年生大会)が、清瀬内山グランドにて開催されました。時折小雨が降る中での開催でしたが、寒くもなく、暑くもなく、比較的良いコンディションの中で、24チームによる24試合が行われました。
で、清瀬FCはどうだったのか?となりますが、初戦が7/10(土)となっており、本日の試合はなしとなります。では中村は何しに行ったのかとなりますが、いろいろ?あって参加してきました。じゃあ、いろいろとは、何?ですよね。実は、東京都少年サッカー連盟から審判部役員を視察に招待しており、私が企画した関係で行かないといけないということです。

右から、東京都少年サッカー連盟の審判部長M氏、13ブロックの審判部長K氏、13ブロックの委員長M氏、東京都少年サッカー連盟の技術担当S氏、そして一番左は、本日視察試合を担当した審判員Y氏です。実はこの後、別件で東京都少年サッカー連盟の副部長兼女子部長Gさんもいらっしゃいました。
前置きはこのぐらいにして、審判に関する記事を書いておきたいと思います。
本日の試合で発生した事象です。ペナルティエリアの外にいた攻撃側選手が目の前に転がってきたボールをゴール方向へ蹴りました(シュートというには、方向、勢いが微妙なボール)が、目の前にいたペナルティエリアの外の守備側選手の斜め下に伸ばした手に当たり、そのまま足元に落ちました。攻撃側ベンチのコーチ、選手が一斉に「ハンド~!」。←これはダメですよ!
主審は、「ピーッ!!(笛)」、そして攻撃側のフリーキックを合図。よくあることですが、本当にハンドなのでしょうか?そのシーンを見ていた、審判部長、技術担当、私の感覚では、「ノーハンド。」でした。
ボールが手に当たった=ハンドの反則では、ありません。競技規則にはこのように書かれています。「手や腕をボールの方向に動かす場合を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れる。」。そして、このようにも書かれています。「次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、反則ではない(・近くにいた別の競技者の頭または体(足を含む)から直接触れる。)」
見ていた私の判断は、1.手をボールの方に動かして、意図的に触れにいったようには見えない。2.近くにいた攻撃側選手が蹴ったボールに触れており、避けることは不可。ということから、ノーハンドということです。(詳細は、競技規則参照)
【まとめ】何を言いたいのとかといえば、『審判は発生した事象に対して、選手のプレーの意図を読み取り、正しく競技規則を適用する』ことが大事ということです。子供たちは一生懸命にプレーをしていますので、審判も一生懸命に判定をする努力を怠らないようにしたいものです。

(試合中の風景。水が浮いているところはありましたが、ほとんど雨は降っていませんでした。)
以上、審判で聞きたいこと、競技規則でわからないことがあれば、いつでも中村までお願いします。