あっという間に新学年になってから3か月が過ぎてしまいました。
大変好評を頂いている(?)活動の振り返りを投稿します。
<チーム体制的なこと>
4年生になりキャプテンはハルキ→オウジロウ、副キャプテンはタツヤ→ゼンになりました。
3年生後半でキャプテン、副キャプテンをやってくれたハルキ、タツヤは2人ともファイタータイプで強い気持ちで戦う姿勢でチームを引っ張ってくれました。
新キャプテンのオウジロウ、副キャプテンのゼンはプレーでも周りをよく見て声がけできる選手でキャプテンシーを発揮してくれています。
6年生になるまでは半年ごとにキャプテンを交代して、いろいろな子にたくさんの経験をしてもらいたいと考えています。一見先頭に立つような子じゃなくても、経験することによって責任感が出てきたりチームプレーを意識するようになったりいい効果が出ているように感じています。
コーチは大学1年生のレイヤコーチが入り、おじさんコーチでは難しい「実際にやって見せて教える」をやってくれて子どもたちにもいい刺激になっているようです。
また、4年生はお父さんコーチが4人もいてくれるので、同じ練習をするのにもいくつもグループを作って待ち時間が少なく練習できているのがとてもいいところです。
<練習について>
練習内容は4年生になったからと言って大きくは変えていませんが、以下の2つは少し多めに時間を取るようにしています。
①オフ・ザ・ボール(ボールを持っていない状態)の時に何をするか
②ハイボールの処理
①について
サッカーの試合で1人の選手がボールを触る時間は(大人の90分の試合で)1~2分と言われています。約2%の時間しかボールに触っていません。少年サッカーの15分に換算するとたったの18秒です。ボールを扱う技術はもちろん大事なんですが、ボールを触っていない14分40秒以上の間に何をやっているかが、サッカーが上手い(いい選手)かそうでないかを決めていると言ってもいいくらいだと思っています。
ただ、一言でオフ・ザ・ボールと言っても具体的には、
いい体の向きを作る、マークにつく、マークを外す、パスを出したらすぐ動く、味方をサポートするポジションを取る、空いているスペースに走りこむ・・・
などなど挙げればキリがありません。いろいろな要素を取り入れた練習をして上記のようなことを「自分で考えて動き出せる」ようになってもらうことを目標に日々あれこれ考え、苦悩しています。。。正直、先は相当長いです・・・が、中学、高校とカテゴリーが上がるほど差が出てくる要素だと思いますので、小学生のうちにできるだけ習得させてあげたいと思います。
②について
4年生くらいになると自分たちも相手もキックが飛ぶようになってきます。頭より高いボールが飛んでくる場面も当然増えます。
高いボールの処理は特に苦手としている子が多いので、これも少し時間を取って練習しようと思っています。具体的には落下地点にしっかり入ってボールをキープするとか、ウェッジコントロール、クッションコントロール、ヘディングなどですね。
ヘディングについてはJFAのガイドラインも参考にして練習するようにしています。(保護者の方もご参考まで読んでみてください)
JFAのヘディングに関するガイドライン
<試合について>
試合についても3年生までと基本的には同じで「勝敗よりも成長」を考えて、毎試合「今日頑張ってほしいこと」を伝え、それが実践できたか、何が足りなかったかを考えてもらうようにしています。
ポジションも相変わらず固定せず、全員にいろいろなポジションをやらせています。得意なポジションややりたいポジションがあるのはいいことですが、苦手なポジションややりたくないポジションがあるのは将来の選択肢を狭めてしまいます。それに、今はまだどんなポジションでも必要になる基礎的な技術を習得している段階で、ポジションに応じた技術を習得するようなレベルには到達してませんからね。
ただ、キーパーだけは専門性が高いので2人ほどキーパー候補を決めて多めにやってもらうようにし始めています。
<おわりに>
サッカーだけでなく他のスポーツや勉強でも同じかも知れませんが、練習量やかけた時間に比例してキレイに右肩上がりで成長していくっていうことはほとんどないような気がします。ずーっと同じレベルのまま進んできて、ある時ポーンと垂直にレベルがあがるみたいな階段状にカクカクっと成長していくようなことが多いんじゃないかと思っています。
今の4年生は3年生の冬くらいから1段階段を上ったように急成長したように感じていますが、ずーっと地面と平行に歩いているように見える時期にどれだけ地道に努力してきたかっていうのが大事なんじゃないかと思います。
これからも一喜一憂せずに長い目で成長を見守っていきたいと思います。
次は9月末にも書こうと思っているのでお楽しみに。。。